産業カウンセラー VS キャリアコンサルタント 違いと特徴
産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの資格の違いと特徴についてまとめています。どちらの資格を取ったほうが就職や転職に有利なのでしょうか。
まず結論から言うと、「産業カウンセラーは民間の資格で、キャリアコンサルタントは国家資格」という違いがあります。
産業カウンセラーとは
心理的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を自ら解決できるよう援助する、働く人のサポーターです。
産業カウンセラー試験は1971年から始まり、現在、全国で6万人以上の方が資格を持ち、活動しています。
その産業カウンセラーを養成する講座が「産業カウンセラー養成講座」でこの養成講座を修了すると「産業カウンセラー」試験の受験資格が得られます。
産業カウンセラー通学制の養成講座
受講期間
約7ヶ月
講座内容と学習のスタイル
- 理論講座(講義)36時間
- 面接実習(カウンセリング演習)104時間
- 在宅研修40時間相当
- 自主学習DVD視聴9時間程
通学回数
昼間コースで約22回、夜間コースで約40回
受講料
(教材費、税込)248,400円(Web申込みは学費ローンあり)
運営団体
キャリアコンサルタントとは
キャリアコンサルタントとは、転職や就職でキャリア開発やキャリアアップを考えている人に対して、その人の適正や職業適性などに応じて仕事を紹介したり、希望の仕事に就くために必要な経験などをアドバイスして職業設計を提案する専門家の事です。
産業カウンセラーと同じように養成講座を受講する事で受験資格が得れます。
ただ、3ヶ月程度で10回〜12回(一日8時間コース)の通学回数で受験資格は得られるでキャリアコンサルタントのほうが資格を受験するまでの期間は短いです。
講座の料金は30万〜40万ぐらいとなっています。
キャリアコンサルタントになる方法はこちらのページで詳しく書いているので確認ください。
キャリアコンサルタントと産業カウンセラーの仕事内容の違い・比較
同じように仕事に悩みがある、働いている人を対象としているのですが、違いがあります。
産業カウンセラーは心理的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を自ら解決できるよう援助する、働く人のサポーターなので
- 精神的な不要の予防や対策
- セクハラやパワハラの相談や対応
- 職場における円滑なコミュニケーション研修
などが具体的な仕事なります。
一方キャリアコンサルタントは、進路や、就職、転職、キャリアビジョンなどの悩みについてカウンセリングを行います。
その人の適正や職業適性などに応じて仕事を紹介したり、希望の仕事に就くために必要な経験などをアドバイスして職業設計を提案する専門家です。
若い人たちのの就業支援や、シニアの雇用拡大、女性の活躍推進などの雇用課題が近年問題になってますがこうった背景をうけ、2016年4月からは国家資格として認定されることになりました。
どちらがおすすめ?
やはり民間資格より国家資格がいいという人はキャリアコンサルタントがおすすめです。
自分の働いている企業で、セクハラやパワハラの窓口を担当する為に、キャリアアップしたい場合等は産業カウンセラーがおすすめです。
また転職の相談やキャリアアップの相談や、ハローワーク、大学、人材派遣会社などで幅広く活躍したい、こういった場所に就職先を考えている、独立したい人はやはり、国家資格のキャリアコンサルタントのほうがいいですね。
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